過去問解説(財務・会計)_2022年(令和4年) 第8問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(給与計算の仕訳知識)
  • 正答率: ★★★★☆(実務経験があれば容易)
  • 重要度: ★★★☆☆(給与・社会保険関連の基礎)

問題文

従業員の給料・賞与支払時に「預り金」として処理するものとして、最も不適切なものはどれか。

源泉所得税
事業主負担の社会保険料
社内預金
従業員負担の生命保険料

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:イ


解説

  • ア:〇
    源泉所得税は従業員の給与から天引きし、会社が国に納付するまで一時的に預かるため「預り金」で処理する。
  • イ:×
    事業主負担の社会保険料は会社が自ら負担する費用であり、従業員から預かるものではない。したがって「法定福利費」として処理する。
  • ウ:〇
    社内預金は従業員から預かった預金を会社が管理するため「預り金」で処理する。
  • エ:〇
    従業員負担の生命保険料は給与から天引きし、会社が保険会社に納付するまで預かるため「預り金」で処理する。

学習のポイント

  • 「預り金」とは、従業員から天引きした金額を一時的に会社が保管しているもの。
  • 代表例:源泉所得税、従業員負担の社会保険料、従業員負担の保険料、社内預金など。
  • 会社が自ら負担する費用(事業主負担分の社会保険料など)は「預り金」ではなく「費用」として処理する。