難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★☆☆☆(モデリング手法の基礎)
- 正答率:★★★☆☆(基本知識で判断可能)
- 重要度:★★★☆☆(システム設計の必須知識)
問題文
システム開発に利用されるモデリング手法には、DFD、ER図、UMLなどがある。それぞれの手法に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
a
DFDは、データの流れに着目して対象業務のデータの流れと処理の関係を記述する。
b
ER図は、システムの状態とその遷移を記述する。
c
UMLにおけるアクティビティ図は、システムが提供する機能を記述する。
d
UMLにおけるシーケンス図は、オブジェクト間の相互作用を時系列に記述する。
e
UMLにおけるユースケース図は、業務や処理の実行順序を記述する。
〔解答群〕
ア
aとc
イ
aとd
ウ
bとd
エ
bとe
オ
dとe
出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:イ(aとd)
解説
- a:〇
DFD(Data Flow Diagram)は、データの流れと処理の関係を表現する図であり、業務の情報処理構造を可視化する。 - b:×
ER図はエンティティとリレーションを表現する図であり、状態遷移を記述するものではない。状態遷移は「状態遷移図」で表現する。 - c:×
アクティビティ図は処理の流れや業務プロセスを表現するものであり、システムが提供する機能そのものを記述するのは「ユースケース図」。 - d:〇
シーケンス図はオブジェクト間の相互作用を時系列に沿って表現する図であり、動的な振る舞いを理解するのに適している。 - e:×
ユースケース図は利用者(アクター)とシステムの機能の関係を表現する図であり、処理の実行順序を記述するものではない。
学習のポイント
- DFD: データの流れと処理の関係を表現する図。
- ER図: エンティティとリレーションを表現する図。
- アクティビティ図: 業務プロセスや処理の流れを表現する図。
- シーケンス図: オブジェクト間の相互作用を時系列に表現する図。
- ユースケース図: 利用者とシステムの機能の関係を表現する図。