難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(基本知識問題)
- 正答率: ★★★★☆(管理図の理解があれば容易)
- 重要度: ★★★☆☆(品質管理・改善活動の基礎)
問題文
生産ラインでの改善活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
工程間での物の運搬回数を抑制するために、「運搬ロットサイズ」を削減した。
イ
工程が統計的管理状態にあるかどうかを評価するために、「解析用管理図」を作成した。
ウ
生産ラインでのボトルネック作業を特定するために、「ECRS の原則」を適用した。
エ
生産ライン内での物の移動距離を短縮するために、生産ラインを「U字化」した。
オ
設備の誤操作による労働災害を防ぐために、「フェイルセーフ」の仕組みを取り入れた。
出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:イ
解説
ア:×
運搬回数を抑制するには「運搬ロットサイズを拡大」するのが一般的。削減すると逆に回数が増える。
イ:〇
管理図は工程が統計的管理状態にあるかどうかを評価するために用いる。解析用管理図はその代表的な手法。
ウ:×
ECRSの原則は作業改善の基本原則であり、ボトルネック特定のための手法ではない。
エ:×
U字化はセル生産方式などで移動距離短縮に有効だが、ここでは「改善活動の適切な記述」としては不適切。
オ:×
フェイルセーフは安全対策の仕組みであり、生産ライン改善活動の文脈とは異なる。
学習のポイント
- 管理図:工程が統計的管理状態にあるかどうかを確認するための基本ツール。
- ECRSの原則:Eliminate(排除)、Combine(結合)、Rearrange(再配置)、Simplify(簡素化)。作業改善の基本だが、ボトルネック特定には直接使わない。
- ライン改善活動:工程分析・管理図・レイアウト改善など、目的に応じた適切な手法を選択することが重要。