過去問解説(運営管理)_2023年(令和5年) 第28問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★★☆(計算問題)
  • 正答率: ★★☆☆☆(粗利益率・相乗積の理解が必要)
  • 重要度: ★★★★☆(販売計画・利益管理の基本)

問題文

下表は、店舗Xにおける、ある期間の商品カテゴリー別の売上高と粗利益率、相乗積を示したものである。この表を見て、下記の設問に答えよ。なお、表内の(値1)~(値3)については、必要に応じて計算すること。

(設問1)
店舗Xにおいて、表に示した販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはどれか。

カテゴリーA
カテゴリーB
カテゴリーC
カテゴリーD
カテゴリーE

(設問2)
店舗Xにおける販売計画の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ただし、商品カテゴリーごとの粗利益率は一定で、それぞれの商品カテゴリーの売上は他の商品カテゴリーの売上に影響しないものとする。

カテゴリーAの取り扱いをやめると、全体の粗利益率は上昇する。
カテゴリーBの売上高が2倍になると、全体の粗利益率は上昇する。
カテゴリーCの売上高が2倍になった場合は、カテゴリーBの売上高が2倍になった場合よりも全体の粗利益高の増加額が大きい。
カテゴリーDの売上高が半分になると、全体の粗利益率は低下する。
カテゴリーEの売上高が10倍になると、全体の粗利益高は2倍以上に増加する。

出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 設問1:ウ
  • 設問2:イ

解説

設問1

粗利益高は「売上高 × 粗利益率」で計算できる。
各カテゴリーの粗利益高を求めると以下の通り:

  • A:380万円 × 25% = 95万円
  • B:140万円 × 30% = 42万円
  • C:90万円 × 40% = 36万円
  • D:240万円 × (値3の粗利益率) ≈ 48万円
  • E:150万円 × 12% = 18万円

順位:E(最小)< C < B < D < A
→ 2番目に小さいのは カテゴリーC

設問2

粗利益率が全体平均より高いカテゴリーの売上を増やすと、全体粗利益率は上昇する。

  • Bの粗利益率は30%で全体平均23.9%より高いため、売上を増やすと全体粗利益率は上昇。
    → 正解は

学習のポイント

  • 粗利益高 = 売上高 × 粗利益率。
  • 相乗積 = 売上構成比 × 粗利益率。利益貢献度を示す指標。
  • 販売計画:粗利益率が高いカテゴリーの売上を伸ばすと、全体粗利益率が改善する。