過去問解説(経営情報システム)_2024年 第14問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(スクラムのイベント・役割の基礎)
  • 正答率:★★★☆☆(基本用語の理解で判断可能)
  • 重要度:★★★☆☆(アジャイル導入の基礎知識)

問題文

アジャイル開発手法の1つにスクラムがある。スクラムの特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

開発者は、製品開発に必要な機能、タスク、要件などをリストアップしたプロダクトバックログの優先順位を決定する。
スクラムマスターは、スクラムチームから生み出されるプロダクトの価値を最大化させる責任がある。
スプリントレビューは、主要なステークホルダーに作業の結果を提示し、プロダクトゴールに対する進捗を話し合うイベントである。
プロダクトオーナーには、開発チームの開発における障害物を取り除く責任がある。
レトロスペクティブは、開発チームの全員が、昨日行ったこと、今日行うこと、障害になっていることを話し合い、全員で開発状況を共有するイベントである。

出典:中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:ウ(スプリントレビューの定義が正しい)

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:×
    プロダクトバックログの優先順位付けはプロダクトオーナーの責務。開発者はスプリント計画・実装・検証を担う。
  • イ:×
    プロダクトの価値最大化はプロダクトオーナーの責務。スクラムマスターはスクラムの理解・実践を支援し、妨害の除去やチームのファシリテーションを担う。
  • ウ:〇
    スプリントレビューは、インクリメント(成果物)をステークホルダーに示し、プロダクトゴールへの進捗や次の方向性を協働で見直すイベント。
  • エ:×
    障害物(インピーディメント)の除去はスクラムマスターの支援領域。プロダクトオーナーの主責務ではない。
  • オ:×
    昨日・今日・障害の共有はデイリースクラムの内容。レトロスペクティブはプロセス・チームワーク・改善策を振り返り、次スプリントの改善計画を作る。

学習のポイント

  • 役割の整理
  • プロダクトオーナー=価値最大化・バックログの順序付け
  • スクラムマスター=スクラムの促進・障害除去の支援
  • 開発者=インクリメントの作成
  • イベントの目的
  • デイリースクラム=進捗共有(昨日・今日・障害)
  • スプリントレビュー=成果の提示と方向性の見直し
  • レトロスペクティブ=プロセス改善の合意