難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★☆☆☆(用語の定義)
- 正答率:★★★☆☆(基本知識で判断可能)
- 重要度:★★★☆☆(事業継続の基盤)
問題文
システム障害やサイバー犯罪などに備えてデータをバックアップしておくことは重要である。バックアップに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a
クラウドバックアップとは、クラウド上にあるデータをオンプレミスのストレージにバックアップすることである。
b
ロールバックとは、データベースシステムなどに障害が発生した時に、更新前のトランザクションログを使ってトランザクション実行前の状態に復元する処理である。
c
イメージバックアップとは、画像や動画などのイメージデータを圧縮せずにバックアップすることである。
d
ウォームサイトとは、障害発生時に、バックアップされたデータやプログラムを活用してシステムを復元し業務を再開できるように、バックアップする予備のサイトのことである。
〔解答群〕
ア
a:〇 b:× c:〇 d:×
イ
a:〇 b:× c:× d:×
ウ
a:× b:〇 c:〇 d:〇
エ
a:× b:〇 c:〇 d:×
オ
a:× b:〇 c:× d:〇
出典:中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:オ(a:× b:〇 c:× d:〇)
解説
- a:×
クラウドバックアップは一般に「オンプレミス等のデータをクラウドへバックアップする」「クラウド上のワークロードをクラウド内でバックアップする」などを指し、クラウド→オンプレ限定ではない。定義が不適切。 - b:〇
ロールバックは障害や異常時にトランザクションを取り消し、更新前の状態へ戻す処理。ログ(ジャーナル)を用いた復旧の代表概念。 - c:×
イメージバックアップは「システム全体やディスクの状態を丸ごと(イメージ)取得する」方式であり、画像・動画のことではない。圧縮の有無とも無関係。 - d:〇
ウォームサイトは、代替サイトの中でも必要資源の多くが準備済みで、比較的短時間で復旧可能な形態。バックアップ済みデータやプログラムを活用して再開できる。
学習のポイント
- クラウドバックアップの方向性:オンプレ→クラウド、クラウド→クラウドなど複数形態。
- ロールバック:トランザクションの取り消しで整合性を回復。
- イメージバックアップ:OS・設定・ディスクを丸ごと取得し、迅速な復元に有効。
- 代替サイトの種別:コールド(準備最小)/ウォーム(中間)/ホット(即時切替可)。