難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★★☆☆(EVMの計算理解が必要)
- 正答率:★★☆☆☆(計算式を知らないと難しい)
- 重要度:★★★☆☆(プロジェクトマネジメントの基礎)
問題文
A社では、BAC(完成時総予算)が 1,000 万円の情報システム開発プロジェクトが進行中である。プロジェクト期間のちょうど半分が経過した時点での進捗を把握したところ、AC(コスト実績値)が 600 万円、PV(出来高計画値)が 500 万円、EV(出来高実績値)が 400 万円であった。
このままのコスト効率でプロジェクトが進んでいくと、プロジェクトが完了した時にどれくらいのコストがかかると予想できるか。最も適切なものを選べ。
ア
667 万円
イ
1,000 万円
ウ
1,200 万円
エ
1,250 万円
オ
1,500 万円
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:オ(1,500 万円)
解説
- 与えられた値:
・BAC(完成時総予算):1,000 万円
・AC(コスト実績値):600 万円
・PV(出来高計画値):500 万円
・EV(出来高実績値):400 万円 - 手順:
- CPI(コスト効率指数) = EV ÷ AC = 400 ÷ 600 ≈ 0.67
- EAC(完成時総コスト予測) = BAC ÷ CPI = 1,000 ÷ 0.67 ≈ 1,500 万円
- 結論:
このままの効率で進むと、最終的なコストは 1,500 万円と予測される。
学習のポイント
- EVM(Earned Value Management)の主要指標:
・PV(計画値)、EV(出来高)、AC(実績コスト)
・CPI = EV ÷ AC(コスト効率)
・SPI = EV ÷ PV(スケジュール効率) - 予測式:
・EAC = BAC ÷ CPI - 実務応用:
プロジェクトの進捗管理・予算超過の早期把握に必須の考え方。