過去問解説(経営情報システム)_2024年 第22問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★★☆☆(統計的指標の読解力)
  • 正答率:★★☆☆☆(表の読解と定義理解が必要)
  • 重要度:★★★☆☆(統計・分布の基礎理解)

問題文

以下に示す表1は、2000年以降における中小企業の経営者年齢の相対度数分布である。また、表2は、表1を基にして作成された累積相対度数分布である。経営者年齢分布の最頻値(モード)や中央値(メディアン、中位数)に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

2000年から2020年にかけて年を追うごとに、最頻値は大きくなる。
2000年と2005年の各中央値は、2010年以降のどの中央値よりも小さい。
2000年においては、最頻値が中央値よりも大きい。
2015年においては、最頻値が中央値よりも小さい。
各年の中で最頻値が最も大きいのは、2020年である。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:イ
    (2000年と2005年の各中央値は、2010年以降のどの中央値よりも小さい)

解説

中央値(メディアン)の確認

  • 累積相対度数が50%を超える年齢階層が中央値。
  • 2000年:50~54歳(43.8%)→ 55~59歳(62.9%) → 中央値は55~59歳
  • 2005年:同様に中央値は55~59歳
  • 2010年以降は、中央値が60~64歳またはそれ以上にシフトしている。

最頻値(モード)の確認

  • 各年で最も相対度数が高い階層が最頻値。
  • 2000年:50~54歳(20.3%)
  • 2020年:55~59歳(13.8%) → 最頻値は2000年の方が高い → オは誤り

各選択肢の評価

  • ア:× → 最頻値は年によって上下しており、単調増加ではない。
  • イ:〇 → 中央値が年を追うごとに高年齢層へシフトしている。
  • ウ:× → 2000年の最頻値(50~54歳)より中央値(55~59歳)の方が高い。
  • エ:× → 2015年の最頻値(50~54歳)と中央値(60~64歳)で、最頻値の方が若い。
  • オ:× → 最頻値が最大なのは2000年(20.3%)、2020年は13.8%。

学習のポイント

  • 最頻値(モード):最も人数が多い階層。分布のピーク。
  • 中央値(メディアン):累積度数が50%を超える最初の階層。
  • 分布の変化:高齢化傾向が見られる場合、中央値・最頻値ともに高年齢層へシフトする。