過去問解説(運営管理)_2024年(令和6年) 第2問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(PERTとクリティカルパスの理解)
  • 正答率: ★★★☆☆(正誤判定に注意)
  • 重要度: ★★★☆☆(プロジェクト管理の基本)

問題文

下図は、あるプロジェクトにおけるPERT図の一部を切り出した図である。作業Aの作業時間は3日であり、作業Aはクリティカルパス上にある。PERT計算に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a
作業Aの作業時間が2日増えると、クリティカルパスは変わることがある。
b
作業Aの作業時間が2日減ると、クリティカルパスは変わることがある。
c
結合点Jの最早結合点時刻が2日遅れると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日長くなる。
d
結合点Jの最早結合点時刻が2日早まると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日短くなる。
e
結合点Kの最遅結合点時刻が2日遅れると、全体のプロジェクト完了までの期間が必ず2日長くなる。

〔解答群〕

a:正  b:正  c:正  d:誤  e:誤
a:正  b:正  c:誤  d:正  e:誤
a:正  b:誤  c:正  d:誤  e:誤
a:誤  b:正  c:正  d:誤  e:正
a:誤  b:誤  c:誤  d:正  e:正

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説

a:×
作業Aはクリティカルパス上にあるため、作業時間が延びてもクリティカルパス自体は変わらない。延びた分だけプロジェクト完了が遅れるだけである。

b:〇
作業Aの作業時間が短縮されると、他の経路との所要時間関係によってはクリティカルパスが変わる可能性がある。

c:〇
結合点Jの最早結合点時刻が遅れると、クリティカルパス上の開始時刻が遅れるため、プロジェクト完了も必ず遅れる。

d:×
最早結合点時刻が早まっても、他の経路の制約により必ずしもプロジェクト完了が短縮されるとは限らない。

e:〇
結合点Kの最遅結合点時刻が遅れると、クリティカルパス上の終了時刻が遅れるため、プロジェクト完了も必ず遅れる。


学習のポイント

  • クリティカルパス上の作業時間延長:プロジェクト完了は延びるが、パス自体は変わらない。
  • 作業時間短縮:他経路との兼ね合いでクリティカルパスが変わる可能性がある。
  • 最早結合点時刻:遅れれば必ず完了が遅れる。早まっても必ず短縮されるとは限らない。
  • 最遅結合点時刻:遅れれば必ず完了が遅れる。