難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(工程分析とボトルネック改善)
- 正答率: ★★★★☆(図の読み取りで判断)
- 重要度: ★★★☆☆(停滞削減と能力整合)
問題文
ある製品について工程分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができる改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア
圧着設備横と切断設備横の仮置場に置く部品量を減らすために、圧着設備と切断設備を近づけるようにレイアウトを変更する。
イ
圧着と切断の間に停滞する部品量を減らすために、切断設備の処理能力を上げる。
ウ
材料置場から圧着設備までの運搬をなくすために、自動搬送車を導入する。
エ
寸法検査後の停滞をなくすために、検査時間を短縮する。
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:イ
解説
ア:×
設備間距離の短縮は運搬改善として有効だが、停滞が工程能力不整合に起因する場合は根本改善にならない。
イ:〇
圧着→切断間の滞留は後工程(切断)がボトルネックである可能性が高い。処理能力の増強で滞留が直接的に減る。
ウ:×
自動搬送車導入は運搬時間短縮の施策であり、工程間の滞留(能力不整合)を解消する主因ではない。
エ:×
寸法検査後の停滞は別地点の現象。設問は「圧着と切断の間の停滞」に対する改善であり、論点がずれている。
学習のポイント
- 停滞の原因特定:工程間滞留は後工程の能力不足が主因になりやすい。
- 優先施策:ボトルネック能力の増強(設備増強・段取り短縮・サイクル改善)が最も効果的。
- 補助施策:レイアウト変更・搬送改善は補助的。根因が能力不足なら優先度は下がる。