難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(需要予測の計算)
- 正答率: ★★★☆☆(移動平均法と指数平滑法の理解)
- 重要度: ★★★☆☆(予測手法の基礎)
問題文
ある商品の需要予測量を、移動平均法(過去3期の平均)と指数平滑法(平滑化係数=0.8)によってt期(当期)まで計算した結果、下表のとおりとなった。この条件に基づいて計算するt+1期(翌期)の需要予測量に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア
移動平均法によって計算すると、40個である。
イ
移動平均法によって計算すると、50個である。
ウ
移動平均法によって計算すると、66個である。
エ
指数平滑法によって計算すると、72個である。
オ
指数平滑法によって計算すると、84個である。
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:オ
解説
移動平均法(過去3期平均)
t+1期の予測値=(60 + 30 + 90) ÷ 3 = 60個。
選択肢ア・イ・ウは不適切。
指数平滑法(α=0.8)
t+1期の予測値=α×実績値(t期)+(1−α)×予測値(t期)
=0.8×90+0.2×60
=72+12
=84個。
したがって、正しいのは「オ」。
学習のポイント
- 移動平均法:直近の一定期間の平均を予測値とする。変動を平滑化するが、急変には弱い。
- 指数平滑法:直近の実績値を重視しつつ、過去の予測値も加味する。平滑化係数αが大きいほど直近の実績を強く反映。
- 使い分け:安定した需要には移動平均法、変動が大きい需要には指数平滑法が有効。