難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(輸送約款の基礎理解)
- 正答率: ★★★★☆(条文知識で判断可能)
- 重要度: ★★★☆☆(物流契約の基本知識)
問題文
輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
出発時間や到着時間を荷主の都合で指定したいときには、トラックの貸切運送よりも、特別積合せ運送を選択した方がよい。
イ
船舶による内航運送の契約に関する「標準内航運送約款」では、運賃には、特約がない限り、船積みと陸揚げに要する費用を含まないとしている。
ウ
鉄道コンテナ輸送における貨物列車1本(26両分)の最大積載量は、10tトラック26台の最大積載量と同じである。
エ
トラック輸送の契約に関する「標準貨物自動車運送約款」では、運賃には、積込みと取卸しに要する費用を含まないとしている。
オ
複合一貫輸送の推進には、発地から着地までトラックを一貫して利用し続けながら、貨物を組み替えていくことが必要である。
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:エ
解説
ア:×
特別積合せ運送は混載方式であり、荷主の都合で時間指定は難しい。時間指定には貸切運送が適している。
イ:×
標準内航運送約款では、運賃に船積み・陸揚げ費用を含むのが原則。記述は誤り。
ウ:×
鉄道コンテナ輸送の積載量は大きいが、設問の記述は不正確。
エ:〇
標準貨物自動車運送約款では、運賃に積込み・取卸し費用は含まれず、別途「付帯作業料」として計上される。正しい記述。
オ:×
複合一貫輸送は鉄道・船舶・航空・トラックなど複数の輸送モードを組み合わせる方式であり、トラックのみを使い続けるものではない。
学習のポイント
- 貸切 vs 積合せ:時間指定は貸切運送が有利。
- 標準貨物自動車運送約款:運賃には積込み・取卸し費用を含まない。
- 内航運送約款:運賃には船積み・陸揚げ費用を含む。
- 複合一貫輸送:複数の輸送モードを組み合わせて効率化する。