過去問解説(運営管理)_2024年(令和6年) 第37問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(物流センター機能の基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(センター機能の理解で判断可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(チェーン小売業の運営に直結)

問題文

チェーン小売業の物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。

クロスドッキングは、出荷指示に基づいて、商品を庫内の保管場所から取り出し、取り揃えることである。
小売業者の仕入条件が店頭渡しの場合、在庫型物流センターの在庫の所有権は小売業者にある。
通過型物流センターでは、温度管理が必要な低温商品を取り扱うことができない。
店舗での発注から納品までのリードタイムは、在庫型物流センターよりも通過型物流センターを利用する方が短くしやすい。
物流センターを利用すると、店舗に対する複数の納入業者からの納品を取りまとめることができ、店舗での荷受作業を軽減することができる。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:オ

解説

ア:×
クロスドッキングは「入荷した商品を保管せずに仕分けして即出荷する方式」であり、庫内保管から取り揃えるものではない。

イ:×
仕入条件が店頭渡しの場合、在庫型物流センターの在庫は小売業者ではなく納入業者の所有権に属する。

ウ:×
通過型物流センターでも低温商品を扱うことは可能。温度管理設備を備えた通過型センターも存在する。

エ:×
リードタイムは通過型の方が短くしやすいのは事実だが、設問の比較文脈が不正確。正答は別にある。

オ:〇
物流センターは複数の納入業者からの納品を集約し、店舗への一括配送を可能にする。これにより店舗側の荷受作業が軽減される。


学習のポイント

  • クロスドッキング:保管せずに入荷→仕分け→即出荷。リードタイム短縮に有効。
  • 在庫型 vs 通過型:在庫型はセンターに在庫を持ち、通過型は仕分け中心。
  • 物流センターの役割:納品の集約・効率化、荷受作業の軽減、リードタイム短縮。
  • チェーン小売業における効果:店舗の作業負担軽減、配送効率化、在庫管理の合理化。