過去問解説(運営管理)_2024年(令和6年) 第38問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(物流センター運営の基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(現場運営知識で判断可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(物流効率化の理解)

問題文

物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ASN は、荷受側が納品を受けた後に荷送側に対して送信する受領明細である。
固定ロケーション管理では、入庫の都度、空いている場所に商品を格納するため、同じ商品が異なる場所に所在する。
摘み取り方式ピッキングは、商品ごとのオーダー総数をまとめてピッキングすることである。
物流センターにおけるトラック予約受付システムの導入の目的の1つは、運送事業者の積み込みや取り卸しの前にかかる手待ち時間を短縮することである。
マテハン機器のうち、ソーターは保管用の機器であり、AGV は仕分用の機器である。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説

ア:×
ASN(Advanced Shipping Notice)は荷送側が荷受側に事前に送信する納品予定情報であり、受領後に送るものではない。

イ:×
固定ロケーション管理は商品ごとに決められた場所に格納する方式であり、同じ商品が複数場所に分散するのは「フローティングロケーション管理」。

ウ:×
摘み取り方式ピッキングは「オーダーごとに商品をピッキングする方式」であり、商品ごとの総数をまとめてピッキングするのは「種まき方式」。

エ:〇
トラック予約受付システムは、積み込みや取り卸し前の待機時間を短縮し、物流センターの効率化を目的とする。正しい記述。

オ:×
ソーターは仕分け用の機器、AGV(無人搬送車)は搬送用の機器であり、記述は誤り。


学習のポイント

  • ASN:荷送側が事前に送信する納品予定情報。受領後ではない。
  • 固定ロケーション管理:商品ごとに決められた場所に格納。分散はしない。
  • 摘み取り方式 vs 種まき方式:摘み取りはオーダー単位、種まきは商品単位。
  • トラック予約受付システム:待機時間短縮・効率化・混雑緩和に有効。
  • マテハン機器:ソーター=仕分け、AGV=搬送。保管機器ではない。