過去問解説(財務・会計)_2024年(令和6年) 第2問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(基本的な勘定科目の理解)
  • 正答率: ★★★★☆(用語の正確な理解があれば解ける)
  • 重要度: ★★★☆☆(経過勘定・債権債務の基礎確認)

問題文

金銭債権・金銭債務や経過勘定項目に関する記述として、最も適切なものはどれか。

一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合に、すでに提供された役務に対していまだその対価の支払いがなされていないものは、未払費用という。
金銭債権が貸倒懸念債権に該当する場合、財務内容評価法により、貸倒見積高を算定しなければならない。
販売した自社商品の代金をいまだ受け取っていない場合に計上される勘定科目は、未収入金である。
有形固定資産となる物品を購入し、その対価の支払いがなされていない場合に計上される勘定科目は、買掛金である。

出典:中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:


解説

ア:〇
継続的に役務提供を受け、すでに提供された分の未払いがある場合は「未払費用」として処理する。
例:利息、地代、通信費など。

イ:×
貸倒懸念債権は「個別評価」または「一般的な見積り」により処理するが、必ずしも財務内容評価法に限定されない。

ウ:×
自社商品の販売代金は「売掛金」で処理する。未収入金は、通常の営業取引以外の債権に用いる。

エ:×
有形固定資産の購入代金未払は「未払金」で処理する。買掛金は通常の営業取引(商品仕入)に用いる。


学習のポイント

  • 未払費用:
     継続的な役務提供を受け、決算時点で未払いのもの。
  • 未収入金と売掛金の違い:
     売掛金は営業取引(商品販売)に対応。未収入金は営業外取引(固定資産売却代金など)に対応。
  • 未払金と買掛金の違い:
     買掛金は営業取引(商品仕入)。未払金はそれ以外の購入(固定資産や備品など)。