過去問解説(財務・会計)_2024年(令和6年) 第13問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(資金調達の分類知識)
  • 正答率: ★★★★☆(基本用語を押さえれば解ける)
  • 重要度: ★★☆☆☆(基礎確認レベル)

問題文

資金調達に関する記述として、最も適切なものはどれか。

株式分割と当座借越は、短期資金調達であり、内部金融に分類される。
企業間信用とコマーシャルペーパーは、短期資金調達であり、外部金融に分類される。
減価償却費とファイナンス・リースは、長期資金調達であり、外部金融に分類される。
増資と留保利益は、長期資金調達であり、内部金融に分類される。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:


解説

ア:×

株式分割は資金調達ではなく、既存株式を分割して流動性を高める行為。
当座借越は短期資金調達だが「外部金融」に分類される。

イ:〇

企業間信用(買掛金・支払手形など)やコマーシャルペーパー(CP)は、いずれも短期資金調達手段であり、外部金融に分類される。

ウ:×

減価償却費は資金流入を伴わない「内部金融」。
ファイナンス・リースは外部金融だが、減価償却費と並列するのは不適切。

エ:×

増資は外部金融、留保利益は内部金融。
両者をまとめて「内部金融」とするのは誤り。


学習のポイント

  • 内部金融  
    企業内部で生じる資金(例:減価償却費、留保利益)。
  • 外部金融  
    金融機関や市場から調達する資金(例:借入、社債、株式発行、CP、企業間信用)。
  • 短期資金調達  
    当座借越、企業間信用、コマーシャルペーパーなど。
  • 長期資金調達  
    社債、長期借入金、増資など。
  • 典型的な誤り  
    株式分割は資金調達ではない点に注意。