過去問解説(財務・会計)_2024年(令和6年) 第15問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★☆☆☆☆(配当政策の基本)
  • 正答率: ★★★★☆(用語理解で解ける)
  • 重要度: ★★☆☆☆(基礎確認)

問題文

毎期一定額の配当を支払う場合と比べた、業績連動型の配当政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

毎期の配当性向の変動は大きくなり、1株当たり配当額の変動も大きくなる。
毎期の配当性向の変動は大きくなり、1株当たり配当額は安定する。
毎期の配当性向は安定し、1株当たり配当額の変動は大きくなる。
毎期の配当性向は安定し、1株当たり配当額も安定する。

出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:


解説

ア:×

業績連動型配当では、利益に応じて配当額が変動するため、配当性向は一定に保たれる。
「配当性向の変動が大きくなる」という記述は誤り。

イ:×

配当性向は一定だが、利益に応じて配当額は変動する。
「配当額が安定する」という記述は誤り。

ウ:〇

業績連動型配当は、利益に応じて配当額を決定するため、配当性向は安定する。
一方で、利益が変動すれば1株当たり配当額も変動する。
→ 正しい記述。

エ:×

配当性向は安定するが、配当額は利益に応じて変動する。
「配当額も安定する」という記述は誤り。


学習のポイント

  • 毎期一定額配当政策  
    配当額を一定に保つため、利益が変動すると配当性向が変動する。
  • 業績連動型配当政策  
    利益に応じて配当額を決定するため、配当性向は安定するが、配当額は変動する。
  • 投資家への影響  
    安定配当政策は投資家に安心感を与えるが、業績連動型は企業業績を反映しやすい。