「昨日覚えたはずの法律用語が、翌朝にはきれいさっぱり消えている。自分の脳に欠陥があるんじゃないか?」
そんな絶望を味わいながら、私は中小企業診断士試験の「経営法務」と3年目の格闘を続けています。はじめまして、管理人のヒロカズです。
私はメーカーのエンジニアですが、決して要領が良いタイプではありません。2年連続で1次試験に落ち、数字を扱う「財務・会計」ですら2年続けて跳ね返されているのが現実です。
特に経営法務は、私にとって文字通りの「ラスボス」。今回は、理屈がわからないと覚えられない私が、試行錯誤の末に辿り着いた「執念の教材戦略」と「耳学習」についてお話しします。
なぜ経営法務は「覚えられない」のか?私が陥った「納得の罠」
「なぜ?」を追いすぎて、学習時間が溶けていく
エンジニアという職業柄か、あらゆることに対して「論理的な背景」を求めてしまいます。「なぜこの期間は2週間なのか?」「なぜこの権利は登記が必要なのか?」。 条文の裏側にある理屈を探り始めると、気づけば1問の過去問に1時間を費やしていることもあります。この**「納得したい欲求」**こそが、効率が求められる試験勉強においては最大の罠でした。
理屈が伴わない知識は、一晩で揮発する
私にとって、納得感のない数字や用語は、脳にとって「意味のない記号(ノイズ)」でしかありません。強引に丸暗記しようとしても、脳が「不要なデータ」としてデリートしてしまう。この**「脳が拒絶する感覚」**こそが、法務の学習を苦痛にしている正体でした。
【実録】2択で外す50%。そして初見の問題でフリーズする日々
知識の「解像度」が低いために起こる、魔の2択
模試や過去問を解いていると、消去法で選択肢を2つまでは絞れます。しかし、最後の最後で間違った方を選んでしまう。 これは、理解の「解像度」が低いために、試験委員が仕掛けた微細なトラップを見抜けていない証拠です。2年連続の不合格を通じて、この「あと数点の壁」の厚さを痛感しました。
過去問の「答え」を覚えているだけで、応用力がゼロだった反省
過去問を何度も回していると、問題文を読んだ瞬間に「あ、これは×だな」と分かってしまいます。しかし、それは実力がついたのではなく、単に「過去問のパターン」を暗記しただけでした。少し切り口を変えられた「初見の問題」が出た途端、応用が効かずにフリーズしてしまう。この**「知識の空洞化」**をどう埋めるかが、今年の最大の課題です。
教材のジレンマ。私が「まとめシート」を経て「スピテキ」に戻る理由
私がこの3年間に辿った教材の変遷は、迷走ではなく「自分に最適な密度」を探す旅でした。
- 2024年(TAC スピードテキスト期)
情報の多さに圧倒され、全体像が見えないまま挫折。文字の羅列が脳のメモリをパンクさせました。 - 2025年(まとめシート期)
「図解」と「語呂合わせ」の威力に感動。構造が可視化されたことで、初めて法務の輪郭が掴めました。しかし、実際に本試験を受けて感じたのは**「網羅性の物足りなさ」**です。まとめシートは導入には最高ですが、本試験の重箱の隅を突くような問題に対応するには、情報が少し薄いと感じました。 - 2026年(スピテキ回帰)
そして今年、私は再び「スピードテキスト」に戻る決断をしました。まとめシートで作った「骨組み」がある今なら、スピードテキストの「詳細な肉付け」を吸収できるはず。科目合格(60点)を確実にするには、逃げずにこの網羅性と向き合う必要があると考えたからです。
暗記カードは使わない。五感をフル活用した「60点」への執念
全ての隙間を「耳」で埋める
かつては暗記カードも作りましたが、カードを作る時間がもったいない。今は、通勤中や家事の時間をすべて**「音声学習(耳学)」**に充てています。理屈で覚えられないなら、せめて「音」として日常に溶け込ませ、用語への拒絶反応を和らげる戦略です。
(と言いつつ、両学長のYoutubeチャンネルや、大人の学び直しTVを流してしまうこともありますが💦)
まとめシートの「語呂合わせ」を、スピテキの「深さ」にトッピング
2025年に使い込んだ「まとめシート」の語呂合わせは、今でも私の強力な武器です。 スピードテキストの深い内容を読み込みつつ、どうしても理屈で入らない箇所には「まとめシート」の語呂合わせを強引に紐付ける。「図解による構造理解」と「力技の暗記」のハイブリッドで、今年こそ合格をもぎ取ります。
まとめ:納得できない自分を抱えたまま、一歩前へ
経営法務は、私たちのような「理屈を求めるタイプ」には本当に相性の悪い科目です。2年連続で落ちた私が言えるのは、**「スマートに受かろうとするのを諦める」**ことがスタート地点だということです。
耳から、図解から、そして網羅性の高いテキストから。泥臭く1点ずつ積み上げていきましょう。
[この記事で紹介した学習ツール]
- [TAC スピードテキスト 経営法務]: 最終的に60点を目指すための「網羅性」を求めるなら、やはりこれ。
- [一発合格まとめシート]: 「理屈抜きで覚えられない」脳を助けてくれる、図解と語呂合わせの神教材。
次のステップ
この記事を書き終えたら、次は私の「ホームグラウンド」であるはずの、あの科目の準備に取り掛かります。
次回予告:【本職の意地】エンジニアなら「経営情報システム」は無勉でいけるのか?(現実はそんなに甘くない)

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